2026/08/03 21:44

赤ちゃんの調乳には、一般にミネラル分の少ない軟水が使われます。硬度の目安としては、おおむね60mg/L以下、より低いものが望ましいとされています。また厚生労働省は、粉ミルクを70℃以上のお湯で調乳することを推奨しています。この記事では、調乳に使う水の選び方と、安全な調乳の基本を、公的な情報をもとに整理します。


※本記事は一般的な情報の解説です。実際の調乳方法は、お使いの粉ミルクの指示およびかかりつけの医師・自治体の指導に従ってください。


■なぜ調乳に軟水が使われるのか

硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を示す数値です。硬水にはこれらのミネラルが多く含まれます。赤ちゃんの消化機能は未発達なため、ミネラルの多い水は負担になる可能性が指摘されており、一般に調乳にはミネラル分の少ない軟水が選ばれています。


また、粉ミルクは赤ちゃんに必要な栄養素が計算された配合で作られています。水由来のミネラルが加わることで、その設計から外れる可能性がある点も、軟水が選ばれる理由とされています。


■調乳用の水の硬度の目安

一般的な目安として、次のように言われています。


硬度100mg/L以下:軟水に分類される ・硬度60mg/L以下:調乳用として望ましいとされる ・硬度30mg/L以下:より低く、理想的とされる


日本の水道水や国産の天然水の多くは軟水ですが、商品によって硬度は大きく異なります。必ずラベルや公式サイトで硬度(mg/L)の数値を確認してください。


■厚生労働省が示す調乳の基本

厚生労働省は、WHO・FAOのガイドラインを踏まえ、乳児用調製粉乳の安全な調乳について次のように示しています。


70℃以上のお湯で調乳する 粉ミルクに混入している可能性のある菌(サカザキ菌など)は、70℃以上で不活化されるとされているためです。

調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄する

調乳前に手を洗い、器具を消毒する


これは水の種類にかかわらず守るべき基本です。詳しくは厚生労働省や自治体の情報をご確認ください。


■水の種類ごとの一般的な扱い

水道水:日本の水道水は水質基準を満たしており、調乳に使われています。沸騰させて使うのが一般的です ・軟水のミネラルウォーター:硬度の低いものが選ばれます。商品ごとに硬度を確認します ・硬水:ミネラルが多いため、調乳には一般に向かないとされています ・純水・ピュアウォーター:ミネラルをほとんど含まないため、調乳用として販売されているものもあります


いずれの場合も、粉ミルクのパッケージに記載された作り方に従うことが基本です。


■水を選ぶときの確認ポイント

硬度(mg/L):数値を確認する 

品名・原材料:ナチュラルミネラルウォーター、ボトルドウォーターなど 

加熱処理・殺菌方法:どのように製造されているか 

開封後の扱い:開封後は早めに使い切る


■よくある質問

Q. 調乳にはどんな水を使えばいいですか?

A. 一般にミネラル分の少ない軟水が使われます。硬度の目安は60mg/L以下、より低いものが望ましいとされています。ただし実際の調乳は、お使いの粉ミルクの指示に従ってください。


Q. なぜ70℃以上のお湯で作るのですか?

A. 粉ミルクに混入している可能性のある菌が70℃以上で不活化されるとされているためです。厚生労働省が推奨しています。


Q. 硬水を使ってはいけないのですか?

A. ミネラル分が多いため、一般に調乳には向かないとされています。水を選ぶ際は硬度を確認してください。


Q. 水選びで迷ったときは?

A. 粉ミルクのパッケージの指示を確認し、かかりつけの医師や自治体の窓口にご相談ください。赤ちゃんの体調や月齢によって適切な選択は異なります。


■参考:SACLAの硬度

SACLA(さくらじまのやさしい水)は、鹿児島県垂水市「たるみず3号温泉」を源泉とする天然アルカリイオン温泉水です。硬度は1.4mg/L、国内最高水準の超軟水にあたります。pHは9.8で、温泉水由来の天然アルカリイオンを含みます。


各数値の測定条件は水質データのページに掲載しています。用途に応じた水選びの参考として、硬度やpHの見方は「超軟水とは?」「水のpHとは?」の記事でも解説しています。


SACLAは10L×2箱(合計20L)で¥5,500(税込・全国送料無料)です。商品は商品一覧からご覧ください。


なお、調乳にどの水を使用するかは、粉ミルクメーカーの指示および医師・自治体の指導に従ってご判断ください。