2026/07/23 18:27

ORP(酸化還元電位)とは、液体が電子を受け取りやすいか、放しやすいかを示す数値で、単位はmV(ミリボルト)です。プラスの値が大きいほど「酸化的」、マイナスの値が大きいほど「還元的」な状態を表します。水の性質を測る指標のひとつですが、ORPの数値は測定した条件によって変わるため、読み方には少し注意が必要です。この記事では、ORPが何を表す数値なのか、そして水を見るときにどう捉えればよいのかを解説します。


■ORPとは何を測っているのか

ORPは「Oxidation-Reduction Potential(酸化還元電位)」の略で、その液体が酸化と還元のどちらに傾いているかを電位(mV)で表したものです。


・酸化:物質が電子を失う反応 ・還元:物質が電子を受け取る反応

ORPがプラスに大きいほど酸化的、マイナスに大きいほど還元的、という関係です。水道水は一般にプラスの値を示すことが多く、地下深くから湧き出た直後の水など、空気に触れていない水はマイナス側の値を示すことがあります。


■ORPは「測定条件」でかわる

ORPを読むうえで最も大切なのは、数値が測定の条件で変化するという点です。特に、水が空気に触れると酸素の影響で数値はプラス側へ動いていきます。そのため、同じ水でも「湧き出た直後」と「容器に充填した後」「開封してしばらく経った後」では、ORPの値は異なります。


つまり、ORPの数値を見るときは、それが「いつ・どの状態で測ったものか」をセットで確認することが欠かせません。数値だけが一人歩きすると、実態とずれてしまうためです。


■ORPの数値をどう捉えるか

ORPは水の状態を知る一つの手がかりですが、数値の大小がそのまま水の優劣や効果を意味するわけではありません。飲み水を選ぶときは、ORPだけを取り出して比べるのではなく、硬度・pH・採水地・味の好みといった複数の要素を合わせて見るのがおすすめです。ORPは「その水がどんな環境から来たのか」を推し量る参考情報、くらいの距離感で捉えるとちょうどよいでしょう。


■ORPの早見表

ORPの傾向    状態 
大きいプラス値    酸化的       一般的な水道水 など
0mV前後    中間的         状態により変動
マイナス値     還元的     空気に触れていない地下水・湧出直後の水 など


※ORPは測定条件・時間で変化します。数値は測定時点の状態を示すものです。


■SACLAのORPは-390mV(源泉直後の測定値)

SACLA(さくらじまのやさしい水)は、鹿児島県垂水市「たるみず3号温泉」から湧き出る天然アルカリイオン温泉水です。地下800mから自然噴出した源泉水のORPは-390mV。これは源泉から湧き出た直後に測定した値です(バッグインボックス充填時点では約-100mV)。空気に触れる前の、地下深くの水の状態を示す数値として記録しています。


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