2026/08/03 21:33
温泉水とミネラルウォーターの違いは、水の「出どころ」にあります。ミネラルウォーターは容器詰めされた飲用水の総称で、農林水産省のガイドラインで4つの品名に分類されます。一方、温泉水は温泉法で定められた条件を満たす源泉から採られた水のこと。つまり温泉水は、飲用として容器詰めされればミネラルウォーター類の一種になります。この記事では、両者の関係と分類を整理します。
■ミネラルウォーターの4つの分類
農林水産省の「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」では、原水の種類と処理方法によって、次の4つの品名に分けられています。
・ナチュラルウォーター:特定の水源から採水した地下水。ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をしていないもの
・ナチュラルミネラルウォーター:ナチュラルウォーターのうち、地層のミネラル分が溶け込んだもの
・ミネラルウォーター:ナチュラルミネラルウォーターに、ミネラル調整・ばっ気・複数水源のブレンドなどの処理を加えたもの
・ボトルドウォーター:上記以外の飲用水。純水・蒸留水・河川水・水道水などを原水とするもの
普段「ミネラルウォーター」と呼んでいるものには、この4種類が含まれています。ラベルの「品名」欄を見ると、どれに当たるかがわかります。
■温泉水とは
温泉水とは、温泉法で定められた条件(泉温25℃以上、または特定の成分を規定量以上含むこと)を満たす源泉から採られた水のことです。このうち、飲用の許可を受け、水質基準を満たしたものが「飲む温泉水」として販売されています。
温泉水は、地下深くの地層を長い時間かけて通ってきた水です。通過する地層によって、含まれる成分や性質が変わります。地層のミネラル分が溶け込む過程で、自然にアルカリ性を示すものもあります。
■温泉水とミネラルウォーターの関係
整理すると、こうなります。
・ミネラルウォーター=容器詰めされた飲用水の総称(4分類がある)
・温泉水=温泉法の条件を満たす源泉から採られた水
この2つは対立する概念ではありません。飲用の温泉水を容器詰めして販売する場合、ミネラルウォーター類として扱われます。多くの飲む温泉水は、品名としては「ナチュラルミネラルウォーター」や「ミネラルウォーター」と表示されています。
つまり「温泉水か、ミネラルウォーターか」ではなく、「ミネラルウォーターの中で、原水が温泉水のもの」という捉え方が正確です。
■温泉水ならではの特徴
一般的な地下水を原水とするミネラルウォーターと比べて、温泉水には次のような傾向があります。
・地下深くから採水されるものが多い:数百m〜1,000m級の深さから汲み上げられる
・アルカリ性を示すものが多い:地層の影響で自然にpHが高くなる場合がある
・源泉ごとの個性が強い:通ってきた地層によって、硬度や成分が大きく異なる
ただし、これらは源泉によって異なります。「温泉水だから◯◯」と一括りにはできないため、個別に数値を確認することが大切です。
■ラベルで確認したい項目
飲む温泉水やミネラルウォーターを選ぶときは、ラベルや公式サイトで次の項目を確認しましょう。
・品名:4分類のどれに当たるか
・原材料名:温泉水、鉱泉水、深井戸水など
・採水地:どこで採られた水か
・硬度(mg/L):低いほど軟らかくまろやか
・pH:酸性〜アルカリ性の度合い
■よくある質問
Q. 温泉水はミネラルウォーターに含まれますか?
A. 飲用として容器詰めされた温泉水は、ミネラルウォーター類として扱われます。品名としては「ナチュラルミネラルウォーター」などと表示されることが一般的です。
Q. ナチュラルミネラルウォーターと、ミネラルウォーターの違いは?
A. ナチュラルミネラルウォーターは、ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をしていない水です。これにミネラル調整やブレンドなどの処理を加えたものが「ミネラルウォーター」と表示されます。
Q. 温泉水は普通の水と何が違いますか?
A. 温泉法の条件を満たす源泉から採られた水である点が違います。ただし成分や硬度は源泉によって大きく異なるため、個別に数値を確認するのが確実です。
■SACLAは鹿児島・垂水の温泉水
SACLA(さくらじまのやさしい水)は、鹿児島県垂水市「たるみず3号温泉」を源泉とする天然アルカリイオン温泉水です。桜島を望む大隅半島で、地下800mから湧出温度49.5℃で自然噴出する源泉水を使用しています。
・硬度1.4mg/L|国内最高水準の超軟水
・pH9.8|温泉水由来の天然アルカリイオン
・ORP-390mV|源泉直後の測定値(充填時点では約-100mV)
・天然水素0.55ppm|東京工業大学(現・東京科学大学)の調査でも確認
各数値の測定条件は水質データのページに掲載しています。
SACLAは10L×2箱(合計20L)で¥5,500(税込・全国送料無料)、毎月お届けの定期便なら5%オフの¥5,225(税込)です。商品は商品一覧からご覧ください。
水質の指標については「超軟水とは?」「水のpHとは?」、選び方の全体像は「飲む温泉水の選び方 完全ガイド」でも解説しています。
