2026/08/03 21:58
飲む温泉水とは、温泉法の条件を満たす源泉から採水され、飲用の許可を受けた温泉水のことです。日本では「飲泉(いんせん)」とも呼ばれ、飲用許可を受けた温泉のみが飲用として提供・販売できます。容器詰めして販売されるものは、食品衛生法上のミネラルウォーター類として扱われます。この記事では、飲む温泉水の定義から、種類・選び方・飲み方までを整理します。
■飲む温泉水(飲泉)の定義
温泉法では、温泉を「地中から湧出する温水・鉱水および水蒸気その他のガスで、泉温が25℃以上、または指定された成分を規定量以上含むもの」と定めています。
このうち、飲用に供する場合には都道府県知事の飲用許可が必要です。水質基準を満たし、許可を受けた温泉だけが「飲む温泉水」として提供・販売されています。温泉地の飲泉場で飲めるものや、容器詰めして市販されているものがこれにあたります。
■飲む温泉水とミネラルウォーターの関係
市販されている飲む温泉水は、食品衛生法上はミネラルウォーター類に分類されます。農林水産省のガイドラインでは、ミネラルウォーター類は原水と処理方法によって4つの品名(ナチュラルウォーター/ナチュラルミネラルウォーター/ミネラルウォーター/ボトルドウォーター)に分けられ、飲む温泉水の多くは「ナチュラルミネラルウォーター」などと表示されます。
くわしくは「温泉水とミネラルウォーターの違いとは?」の記事で解説しています。
■飲む温泉水の特徴
一般的な地下水を原水とする水と比べて、飲む温泉水には次のような傾向があります。
・地下深くから採水されるものが多い:数百m〜1,000m級の深さから汲み上げられる
・源泉ごとの個性が強い:通ってきた地層によって、硬度や成分が大きく異なる
・アルカリ性を示すものがある:地層の影響で自然にpHが高くなる場合がある
ただし、これらは源泉によって異なります。「温泉水だから◯◯」と一括りにはできないため、商品ごとに数値を確認することが大切です。
■飲む温泉水の選び方
飲む温泉水を選ぶときは、次の項目を確認しましょう。
・硬度(mg/L):カルシウム・マグネシウムの量。低いほどまろやか
・pH:酸性〜アルカリ性の度合い ・採水地・源泉名:どこの、どんな源泉か
・品名:ミネラルウォーター類のどれに当たるか
・容器・容量:ペットボトル、バッグインボックスなど
・測定条件:数値がいつ・どの状態で測られたものか
選び方の詳しい解説は「飲む温泉水の選び方 完全ガイド」にまとめています。
■飲む温泉水の飲み方
飲む温泉水は、そのまま飲むほか、次のような使い方があります。
・常温でそのまま:水質の特徴を感じやすい
・白湯として:温めるとまろやかさが際立つ
・料理に:硬度の低い軟水は、だしや炊飯など素材の味を活かす調理に向く
・お茶・コーヒーに:軟水は茶葉や豆の香りをすっきり引き出す
一度に大量に飲むのではなく、コップ1杯程度を数回に分けて飲むのが一般的です。
■飲むときの注意点
・飲用許可を受けたものを飲む:温泉であれば何でも飲めるわけではありません。飲泉場や市販品など、飲用が認められたものを利用してください
・表示に従う:容器の表示や、施設の案内に記載された方法・量に従ってください
・体調に不安がある場合は医師に相談:持病がある方、治療中の方、妊娠中の方などは、事前にかかりつけの医師にご相談ください
なお、飲む温泉水は食品(清涼飲料水)であり、医薬品ではありません。特定の疾病の治療や予防を目的とするものではない点にご留意ください。
■よくある質問
Q. 飲む温泉水とは何ですか?
A. 温泉法の条件を満たす源泉から採水され、飲用の許可を受けた温泉水のことです。「飲泉」とも呼ばれます。容器詰めして販売されるものは、ミネラルウォーター類として扱われます。
Q. 温泉なら何でも飲めますか?
A. いいえ。飲用には都道府県知事の許可が必要で、水質基準を満たしたもののみが飲用として提供されます。入浴用の温泉を飲むことはできません。
Q. 飲む温泉水と普通のミネラルウォーターの違いは?
A. 原水が温泉水である点が違います。ただし成分や硬度は源泉ごとに大きく異なるため、商品ごとに数値を確認するのが確実です。
Q. 毎日飲んでもいいですか?
A. 商品の表示に従い、無理のない範囲でお飲みください。体調に不安がある場合は医師にご相談ください。
■鹿児島・垂水の飲む温泉水、SACLA
SACLA(さくらじまのやさしい水)は、鹿児島県垂水市「たるみず3号温泉」を源泉とする天然アルカリイオン温泉水です。桜島を望む大隅半島で、地下800mから湧出温度49.5℃で自然噴出する源泉水を使用しています。
・硬度1.4mg/L|国内最高水準の超軟水
・pH9.8|温泉水由来の天然アルカリイオン
・ORP-390mV|源泉直後の測定値(充填時点では約-100mV)
・天然水素0.55ppm|東京工業大学(現・東京科学大学)の調査でも確認
各数値の測定条件は水質データのページに掲載しています。
SACLAは10L×2箱(合計20L)で¥5,500(税込・全国送料無料)、毎月お届けの定期便なら5%オフの¥5,225(税込)です。商品は商品一覧からご覧ください。
